地元の利とでも言うのであろうか?

2本目のイメージトレーニングは、ずっとやってきたつもり。

150台もの車が三井を走るのだから、2本目の路面はすでに頭の中で想定できていた。

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例年、路面が履け過ぎて、後半ゼッケンの車が2本目にタイムダウンする様もよく見てきた。

1本目のSC1が走ってる最中に、すでにタイヤ選択は決まった。

「ドライだっ!」

過去にJAFカップでドライタイヤを持ち込まずに、2本目で後悔した想い出がある。

次にこのチャンスがきたら、必ずA035を使おうと数年前から決めていた。

散水があるからとわかっていたけども、昼の慣熟歩行前からすでにドライタイヤに交換した。

最後の三井は、すべて全開で走りきるっ!

全てはこの一本のために。全開で走るための想定は公開練習から完全にカラダに叩きこんだ。

スタートは上手に切れたと思う。トロピカルコーナーもいつも通りに進入できたし、速度も良かった。

出口で若干、アウトまで使いすぎて少し浮き砂利に乗ったけども、ロスはなし。

そして苦手な海内の左入り。

ここは、他の選手とは大きく違うラインで入り込む。がっつりとインへ車を飛び込ませる。距離にして進入で3mほど稼ぐことができる。

一個目と2個目の間では、車速が落ちてしまうのだけれど、2個目の立ち上がりで稼ぐにはこれがいい。いわゆる地元ライン。

そして、トイレ内コーナー。ここの飛び込みでタイムを稼ぎたいところだったけど、思ったよりもドライタイヤがよく止まる。

早めに立ち上がるほうに切り替えて、じわりと粘らせながらトイレ内ターンをクリア。

コントロールタワー前を2速で進入。いつもみたく大振りしないで、ラインを見ながら、おいしいところに車を乗せていく。

ここもタイヤが思ったより食ったので、2速で瞬時に半クラッチを入れて立ち上がる。

そして、トイレコーナー。

その昔、石井淳選手が、このコーナーに飛びながら入ってきたのを見て、私はダートラを始めた。

今、同じ舞台の、同じコーナーに私は飛び込もうとしている。

トイレを制すものは三井を制す!いざ勝負!

思いっきりヒールアンドトゥーで、2速に叩きこみリアを振り出して、弱カウンター。車速とGが完全一致。トイレコーナーのクリッピングに、抜群のタイミングで飛び込んだ!

これまで、三井を走ってきた中で最高の出来!よくやった俺(笑)

ぐんぐん伸びるバックストレート。ここまで速度が乗ったのははじめてかもしれないけれど、海の進入でついにアレを実践投入。

3速全開からの左足ブレーキっ!イチかバチかのコーナリングがかっつりハマった。

ゴール前の舗装に飛び込んだ瞬間に、タイヤが悲鳴をあげるも、ゴール前もつっきた。

もう、今、ある実力は完全に出し切ったよ。

そして、窓を開けたときに、一度でいいから聞きたかったあの言葉が耳に聞こえてきた

「ベストラップ更新ッ!」

最後の一本に悔いは残らなかった。次にゴールした松井さんに、あっさり抜かれてしまったけども、今日の走りで負けたのなら、仕方がないかなって。

その後、続々と抜かれていくんだろうなーと思いながらも、結構プールに長く残れた。

最後の最後で、ここから車を動かすことに。7位だ。

惜しい(笑)

あわよくば載りたかった表彰台は、0.1秒手が届かなかった。

あと一歩が届かないのだけども、ここで届かないのがまたいい。

やりきった感と悔しさと…。これがダートトライアルの良さなのかもしれない。