ついに恋の浦!全日本ダートトライアルでの走りを振り返る

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忘れる前に1本目のことを書いておこう。ひたすらまじめに書いてるかもつまんない人は読み飛ばしてOKよん。

結果的には転倒して終わってしまったのだけれど、さほどへこんではない。むしろ笑けてしまった。俺っぽい終わり方だもん。

まあ、車はちょっと直すの大変そうだけどさ。

当日は、起きると雨が小さく降っていた。実際にコースを見ると、いつもの恋の浦に比べれば、ヌタヌタは少ない。

前日の公開練習でかなり土が寄せられていたからだと思うけれど、濡れている箇所はいつものように歩いていても滑る。

ただ、慣熟歩行で歩いていても、いつもよりも足が軽い。ぬかるみは全体に浅く、出走順が回ってくるころには、滑る箇所と喰いつく箇所が互い違いに襲ってくることは想像できた。

履きなれた14インチと前回の地区戦から使ってみた15インチとで迷っていたけれど、15インチでいくことにした。

ウェット路面なら15インチで2速までしか使わないことは、計算していた。3速でシフトミスは即負けだし。何より、この路面で15インチの74相手に14インチの031はちと分が悪い。
正直、お手ての上手度は、まだまだ全日本の強者には届いていないと思っている。しかし、初開催の地元の利はヒシヒシと感じていた。

昨年は、0.1秒届かず、松井さんにかわされて6位を逃した。といっても、復帰2ヶ月で車もやっつけ状態だったから、自分なりにはいい出来だっと思う。そんな1年前から、恋の浦の全日本をずっとイメージして走ってきた。
一週間前から、当日は雨になるかもしれないという予報もあったけど、前日の公開練習はあえて035と036をチョイスして走った。

036については笑い者扱いだったけれども、履いたことのない未知数なギャンブルは避けたかった。

100台走ったあとの路面がどういうものになるのかまでは、普段の地区戦ではシュミレーションできなかったし。何より036の魔法ってやつを体験してみたかった。ま、条件揃わず魔法はおあずけになったけど。
恋の浦でもっとも注意しないといけないのは、オーバースピードでぬかるみにはまること。

一旦はまったら最後、そこで3秒遠のくということは、はまった経験のある人なら誰でも知っている。

けれど、実は秘策も存在する。ま、それはここでは明かさないよ。この日は使えなかったけどね。来年までとっとく(笑)
まあ、恋の浦のウェットはミスに最新の注意をはらって走らないといけないってのは変わらない。2駆は特にね。

それでは、1本目について思い出しながら書いていこう。
まずはスタートして2速で一気にジェットコースターをかけあがるまで、クロスの切り返す前でややスピードが出すぎていたけれど、ぎりぎりセーフ。

理想は50センチラインを外したけれど、失速は最小限でまずは登り。ここはめいっぱいラインを使うとダメ。イン側を登らないと外側はラインがない。この日は2回使うから、下りのラインもあってそっちを選ぶ人は居ないだろうけど。

登り切ったところで路面を確認する。前走で進入外側まで使った人はいない感じ。全日本だから、てっきり外にできてるかな?とか思ったけど、ちょっと違った。少し早めにアクセルオフして路面の滑りを確かめながらオー・ルージュ下りに進入。

いつもなら車をまっすぐにしてアクセルを一回入れて思い切って下る。2ポスの横でもっかいフルブレーキって感じなんだけども、下った先の路面がイメージ掴めず、出口で振られて失速するのは避けたいので、パーシャルでタイヤのグリップを探りながら曲がっていく。めずらしく僕にしては我慢した瞬間。

連続S字は想像通り滑り気味。ギャラリー前に抜けてくるところは思いきり2速の全開で折り返しポイント。

いつもなら2速で進入してから奥でローを使うのだけれども、レイアウトも若干変わったし、いつもならぬかるみが一番ヒドイ箇所なので、先にローに落としてブレーキングできっちり速度を落とす。

ハンドルを入れていってみると、予想よりもかなり路面が良かったので、すかさずローギア全開から最短距離で一気にぬけて2速へ。ここは「あ~全然イケてたのに~」って箇所だけど、ま、そんなもんはみんなあるよねー。

かるい振り返しからの裏側入り口。ここでブレーキかけたら負けだと思い、思い切っていく。成功。

S字をするりと抜けて、再びオー・ルージュ登り入り口の勝負どころ。入り口で車速をいかに落とさずに全開のまま頂上までいけるかが勝負。

知ってる人は知ってるけれど、僕は登りのコーナーが実はヘタクソ。キャロッセもモンテも全然ド下手よ(笑)ってことで、半年前から練習しまくってる左足ブレーキ。ついにこいつが威力を発揮した。

アクセル全開のままゆるりと左足を入れて、4輪ドリフトの角度をコントロールする。若干インから離れてしまったけれど、ぎりぎりラインに残った。

そのまま一気に2速で登りきって、いよいよジェットコースター。ウェットのジェットコースターはアンダー攻め。(※ドライはリアで合わせるよん)下り1個目でハンドルを入れてアンダーを誘発。2個めで車がフワッと浮いて、落ちたところで車がインを向いたら、あとはまっすぐ。かなり上出来だった。

さて、恋の浦で一番ミスが多発する右コーナー。14インチならここから内周区間は2速オンリーなんだけども、今日はここからローギア。ウェットだけど喰う感触が、ぐいぐい前に行くとカラダが判断したよ。これもOK。
さてさて、ぶっちゃげ、ここまで僕にしては99点の出来。問題のシーンの前に、ここでメンタル的な部分について触れておきましょう。

僕が1本目に狙っていたタイムは、ずばり50秒切りの一番時計。PNのタイムを聞いてから、これは容易に想像できた。
※結局、チャンプゆうた君は、僕の想像を超越しちまったタイムだったけど(笑)
もし、朝の段階でドライだったら、もしかしたら1本目勝負になるかもしれない…。

一部の人には、そう何度か漏らしていた。

2本目を走った人は、あ、てか、僕を除いてかなりの人が走ってるけど、恋の浦が顔を見せたときの路面のうねりを嫌というほど思い知ったと思う。

僕はN1の出走順であれば、1本目のほうがタイムが出てしまうだろうと考えていた。
では、雨だった場合はどうだろう?

当然、路面は毎度おなじみの田んぼと化して、泥試合になること必死。まあ、こうなるとますます地元勢は盛り上がったかもしれないけどね。昨年、嫌っていうほど田んぼ走ってきたし。
では、昼からあがるといわれるこの日はどうだろう?

恋の浦の天候は、コロコロと変わりやすい。曇り時々雨なんて予報は、もう雨と一緒。

朝の路面の状態は、まだかなり良い。もしも昼飯前に、もっかい雨でもきたら田んぼに逆戻り。2本目は無い。

つまり、僕は最初から決めていた。もし2本目になるかもしれない状況でも、1本目は絶対に手を抜かないし様子を見ない。

1本目は絶対に1番時計を決めると。
では、みんなが気になる問題のシーン。

僕は、この原因を自分でしっかりと受け止めている。
人によっては、進入でリアがでてリカバリーしていると思う人もいるかもしれないけれど、これは狙ってとったラインとスピード。

僕は、このシケインへ飛び込むとき、ひとつの覚悟を決めていた。

「左のリアフェンダーはぶつけて振り返す」

ゆるい登りを左いっぱいに来るのはいつものライン。セオリーの最短をあえて狙わず、左にもいっぱつ寄せて、登りきったところで間髪いれず右に切り込む。

この1年間で嫌というほどやって体得してきた僕のライン。僕の攻略法。

ゆるりと流れるリアにアクセルをパーシャルのまま、カウンターステアで左の切り返しのポイントを狙っていく。左のリアを奥の土手にヒットさせてそのまま光電管をくぐる。それが僕の描いた今日の完成形。

FFでそういうのは、ちょっとタブーっぽいかもしれないけれど、ゴール前の区間は嫌というほど滑る。フロントタイヤで探るFF乗りな人には、かなり厄介な区間かもしれない。もう止まるほどに速度落とさないと曲がらない。

昨年届かなった0.1秒をここで奪い返す。リベンジを果たす瞬間だと考えていた。
光電管が視界に入った瞬間に、予想しなかった衝撃が右前方から来た。その瞬間に奥の壁に車はまっすぐに入っていってしまい、横転。出来事はあまりに一瞬だった。
最後の最後に僕の甘さが出てしまった。

僕は、慣熟歩行の際に、このシケインの土手の長さをよく見ていなかった。いつもと同じリズムで、いつもと同じやり方で、いつもよりも少し速く無理して、ここを抜けようとしていた。

逆さまになった車から出てきて、振り返って土手をみたときに気がついた。ここはいつもある土手と違っていた。奥に長く作られていた。
地元の利が、地元の仇となった瞬間だった…。
よくよく考えてみると、前日の公開走行1本目。僕は同じミスをしている。

スタートした直後。坂にかかる手前で僕は車を停めている。

いつものリズムで入った先に土手があり、思わず冷やっとしていたんだよね。

ここ?こんなに土手が長くなってたっけ?って(笑)
その時、歩いてるときにちゃんと見てない自分を笑って許していた。

もう少し冷静に振り返っていれば、もしかしたらこの横転は防げたかもしれない。

もしかしたら今朝は、しっかりともう一個奥まで踏めるスピードを角度をイメージできていたかもしれない。

自分の甘さが、最後の横転を招いてしまったのだと。
ただ、幸いなことにゴールの光電管は切れていた。自分の今ある力はめいっぱい出せた走りだ。

今日に限っていえば、たられば的な要素はほぼない。ミスに最新の注意を払いながら、路面の状況を冷静に判断しつつ力は出しきれていた。

裏返った車を見ながら、妙に清々しい気分があったし、、、。
最後に車を引かれるときに、ギャラリーからの拍手がとても嬉しかった。

きっと、何かを感じてもらえるだけの走りが出きたんだろうって。
2本目は観戦することになってしまったけれど、まだまだ連中は速いみたいだ(笑)だから、ダートラは面白くて辞められない。

 

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